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誤審

PKの件、間接FKについては正しかった

昨日のエントリーのコメントでご指摘頂いたのだが、2006年のルール改正でまさにこのケースに触れていた文書があったようだ。松崎さんゴメン。

ペ ナルティーキックが行われるとき、主審が必要な合図を送った後、キックを行う特定した競技者の味方競技者が前進し、代わりにキックを行った。主審のとるべ き処置は何か?

主審はプレーを停止し、違反が起きた、すなわち9.15ⅿ以内に侵入したところから守備側チームの間接フリーキックに よって試合を再開する。その競技者を反スポーツ的行為により警告する。

[PDF]サッカー競 技規則に関する質問と回答

うはw そのまんま!さすがにここまでチェックしきれませんでした>< 松崎委員長、ごめんなさい。ただ、特定のプロセスは訂正せずにおきます。

より質の悪い違反だと言うこと

規則からは読み取れず、質問と回答で規則を上回る処置が記載されるような違反だと言うことは、普通にやるよりもタチの悪い違反だと言うことで異論はあるまい。

槙野&寿人のPKを認めたのは誤審だが、松崎委員長も相当ひどい

槙野と寿人の清水戦でのPKを有効だとする判断が、松崎審判委員長からミスだと指摘された。

日本サッカー協会の松崎康弘審判委員長は9日、Jリーグ1部(J1)第1節の広島-清水戦(6日、広島ビッグアーチ)でPKをめぐる審判団の判断にミス があったことを明らかにした。
試合は、前半3分に広島の佐藤がPKを決めて先制。PKの際には、広島の槇野がペナルティースポットにボールを置き、1人でペナルティーエリア内に立っ ていた。槇野が同エリアの外に出た直後に相手チームの意表を突く格好で同エリア外から佐藤が走り込み、PKを決めた。試合はそのまま続行し、1-1で引き 分けた。
競技規則では「PKを行う競技者は特定されなければならない」と規定されている。松崎委員長は、今回は「誰が見ても槇野がキッカーと認識できた」とした 上で、本来なら佐藤のPKは反スポーツ的行為とみなされ、佐藤がエリアに入り込んだ地点で清水に間接FKが与えられるべきだとの見解を示した。
松崎委員長は試合結果の変更はせず、岡部拓人主審と副審2人に試合の割り当て停止や研修を課すなどの対応を検討する考えを示した。

広島-清水戦で審判団にPKの判断ミス=試合割り当て停止など検討-J1(時事通信・Yahoo)

20:50現在、時事.comのサイトからは閲覧できない(タイトルはあるがリンクがnot found)のだが、スポナビやyahooでは閲覧できる。

これについて、両方の主張をまとめてみたい。というか、なんとなく松崎委員長も変な感じ。なんでだろ。

根拠となる規約

第14条、ボールと競技者の位置である。

ボールは、
・ペナルティーマーク上に置かなければならない。

ペナルティーキックを行う競技者は、
・特定されなければならない。

守備側のゴールキーパーは、
・ボールがけられるまで、キッカーに面して、両ゴールポストの間のゴールライン上にいなければならない。

キッカー以外の競技者は、次のように位置しなければならない。
・フィールドの中
・ペナルティーエリアの外
・ペナルティーマークの後方
・ペナルティーマークから9.15ⅿ(10ヤード)以上

議論が行われるのは2ヶ所。

  • ペナルティーキックを行う競技者は、特定されなければならない
  • キッカー以外の競技者は、ペナルティーエリアの外に居なければならない。

この2項目のようだ。これを賛否両論を併記してみよう。

賛成派

特定とは、ペナルティエリアにいる選手が1名であること

つまり、キッカー以外の競技者がすべてペナルティエリアの外に居るのだから、ペナルティエリアに入った選手がPKを蹴る選手である、という解釈である。これはちょっとムリがある。反対派の意見を参照のこと。

ペナルティエリアの外とは、中に完全には入っていないことである

pk

寿人が助走に入っているが、槙野はライン上にいるように見える。というか、動画で見たらライン上にいるのは間違いない。

ライン上にいないとは言いにくい。となると、

  • 完全に外にいる=外
  • ライン上にいる=
  • 完全に中にいる=中

ということになる。なんだこれ。無理矢理過ぎるぞ。いずれにせよ、中にいるか外に居るかは問題ではないのだけど(気になって調べた内容は番外編で)。

反対派

キッカーとして特定されたのは槙野で、寿人ではない。

同じく14条にPKの進め方についての記述がある。

主審は、競技者が競技規則どおりの位置につくまで、ペナルティーキックを行うための合図をしない。

ここで競技規則通りの位置、というのは、

  • PKを行う競技者が特定されている
  • 守備側のGKが両ポスト間のゴールライン上に位置してキッカーに面している
  • キッカー以外のプレーヤーがフィールドの中かつ、PAの外かつ、ペナルティマークの後方かつ、ペナルティマークから10ヤード以上離れている

がすべて満たされた状態である。そして動画をもう一度見てみると、明らかに槙野がPA内にいる状態で笛が吹かれている。従って、キッカーとしての資格を持つのは槙野だけであり、寿人はキッカーではない。

寿人がPKを行ったため、これは明らかに競技規則に違反していると言えるので、清水に間接FKが与えられるのが正しかった。まあ、こういうこともあるわな

槙野はきちんとルールブックを読むこと。前回のベストメンバー規定と同様、読めば分かる内容。確認したというのは理由にならん。

松崎委員長の変な発言検証

けっこう変なこと言ってるぞ。

「誰が見ても槇野がキッカーと認識できた」と言う必要はない

上記の通り、明らかに規約違反である。「誰が見ても槇野がキッカーと認識できた」と言う必要もない。審判はキッカーを特定できた場合に笛を吹くのだから、笛を吹いた時点で審判は槙野がキッカーだと特定しているのである。

間接FKを与えるのはノーゴールが確定した後

「佐藤がエリアに入り込んだ地点で清水に間接FKが与えられるべきだとの見解を示した」ということだが、これこそ誤審である。第14条には、以下のようにある。

ペナルティーキックを行う競技者が競技規則に違反する。
・主審は、そのままキックを行わせる。
・ボールがゴールに入った場合、キックが再び行われる。
・ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、試合は、違反の起きた場所から行われる守備側チームの間接フリーキックで再開される。

キックを行う競技者の味方競技者が競技規則に違反する。
・主審は、そのままキックを行わせる。
・ボールがゴールに入った場合、キックが再び行われる。
・ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、試合は、違反の起きた場所から行われる守備側チームの間接フリーキックで再開される。

キッカーである槙野が違反したとは考えられない。なぜなら、キッカーはペナルティエリアの中にいなければならないという規則はないからだ。特定されたキッカーがPKを行わなかったからと言って、キッカーである槙野が罰せられるのではない。この場合は寿人が違反したと考えるのが妥当だ。ここまでは松崎委員長と同意見である。

しかし、寿人が違反したと考えた場合、正しくは「PKのやり直し」であり、間接FKを与えるものではない。寿人のPK(違反行為)が外れて初めて、間接FKが与えられるはずだ。間違っても即刻清水側の間接FKにはならない。

こういうあたりが松崎委員長の不安なところなのだ・・・。

ちなみに、寿人にイエローを出すべき、というのは全面的に賛成。何なら槙野にも出していいと思うが、上記の通り、字面を追うと寿人の違反なので、 ちょっと根拠が弱い。

(追記・訂正:2010/03/10)

コメントでご指摘頂いたのだが、2006年のルール改正でまさにこのケースに触れていた文書があったようだ。松崎さんゴメン。

ペナルティーキックが行われるとき、主審が必要な合図を送った後、キックを行う特定した競技者の味方競技者が前進し、代わりにキックを行った。主審のとるべき処置は何か?

主審はプレーを停止し、違反が起きた、すなわち9.15ⅿ以内に侵入したところから守備側チームの間接フリーキックによって試合を再開する。その競技者を反スポーツ的行為により警告する。

[PDF]サッカー競技規則に関する質問と回答

うはw そのまんま!さすがにここまでチェックしきれませんでした><

松崎委員長、ごめんなさい。

どうでもいい。

正直、細かいのはどうでもいいのである。やるならもうちょっときちんとグレーゾーン突けよw 真っ黒じゃないか。

トリッキーを気取るのは良いが、失敗するとこうなる。

今回は西部の「あれだと駆け引きにはならず、PKの意味があまりなくなる。(J’s Goal)」に一票。PKは駆け引き自体ではないが、興ざめ。

番外編:槙野はペナルティエリアの外に出ていないのか?

実は、ボールについてはインプレー、アウトオブプレーの判断基準はあるのだが、選手について明確な記載はない。何せ、通常のプレー中にドリブルしながら体や足がタッチラインを超えても、ボールがインプレーで有りさえすればインプレーである。だから、外に居るかどうかはまあ、ざっくり適当である。それがサッカーの良いところ。とはいえ、ここははっきりさせたいので一つだけ引用する。唯一、選手のフィールドとの扱いに触れているスローインの規則、第15条を参考にしたい。

ボールを投げ入れるとき、スローアーは、
・フィールドに面する。
・両足ともその一部をタッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドにつける。

面する、と言っているのだからこれはフィールドには入っていないと考えられる。片方でも足が完全にフィールドの中に入ってしまうと、「外からのスローイン」とは認められないと言うことのようである。この場合、タッチラインに少しでも触れていれば中には入っていない、という理解になる。

出ているとする解釈:ラインに触れていれば中に入っていないと見なされるという解釈

あるエリア(フィールドも含む)に入っているということが、外から見てラインに触れていれば外に居るという解釈であれば(ああややこしい)、槙野は外に居ることになる。

出ていないとする解釈:エリアの片方から見て、もう片方に移動したと言う判断はラインを踏み越えたときだとする解釈

くそ、ややこしいぞw

中から外に出るときは、外に出たと言う判断は、ラインを完全に踏み越えたときに行い、外から中に入ったという判断も、ラインを完全に踏み越えたときだという解釈である。ボールも、厳密に規定されているのはゴールラインとタッチラインのみだが、「出た」という判断は完全に踏み越えたときだけ、というのは同じであるということですね。

・・・出てない方がやや優勢かと思う。

ああ、ホントどうでもいい。考えるのは楽しいんだけどね。

交通事故と醍醐味で引き分け:第4節 △2-2 G大阪@万博

まずはこれだろ。

一誠!

やっと良い選手であることを見せてくれたよなぁ。。。
いや、点を取ったのはそのうち取るだろうとは思っていたのですが。

ボールを持った後の前への圧力、
前方へのチャレンジングなパス、
後半深い時間帯でも走る姿、
パスを出した後のダッシュと、その結果としてのゴール。

今回の一誠はすべてが素晴らしかったです。 
この感覚を覚えて、これを続けて欲しい。

お前はたまに最高のパフォーマンスができたら満足なのか?
 今日は最高のパフォーマンスができませんでした、と客に謝るのか?
」 

って、で誰かが言ってました。
 

誤審は醍醐味(本気)

まあ、PKは腹が痛くなるくらい笑わせて貰ったよw

こういう試合もあるわな。仕方ありません。
明らかに微妙だったら吼えるところですが、審判以外のすべての人が誤審だと思っているのでそれなりの処分がなされるんじゃないのかな。
何せ、受けた本人も、両監督も、両チームの選手も、サポーターも「ないないw」って言ってるわけだしw 

まあ、こういうのも全部ひっくるめてサッカーの醍醐味でしょ。
この誤審で1週間くらい話のネタができたわけだし。
こういうのがあっても勝てるようにしておけば良いんですよ。うん。

チョ・ジェジンのものすごいシュートとPKで引き分けたものの、
どちらのサッカーの質が高かったのか、ゴールの奪い方の差はしっかり出たのではないでしょうか。

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