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第五福竜丸
5月9日の千葉戦に来る皆さんに是非、直に見て欲しい絵があります
- 2009-05-05 (Tue)
- ヒロシマ
5月9日、各地からフクアリに向けて各地から東京駅を通って京葉線でフクアリに向かう広島サポ、千葉サポが沢山いると思うのだが、東京駅から1時間ほど足を伸ばして、是非渋谷のマークシティに行ってみてほしい。
何があるかというと、第五福竜丸が被曝したビキニ環礁での水爆実験で、水爆が炸裂した瞬間を描いた岡本太郎の代表作、「明日の神話」があるのだ。
場所は渋谷マークシティの、JR渋谷駅と京王井の頭線渋谷駅の連絡通路。
JR渋谷駅からでしたら、玉川改札を出て井の頭線方面へ直進した左側になります。
僕もしっかり調べるまでは「広島の原爆が炸裂した瞬間の絵」だと勘違いしていたのだが(だから広島が招致しようとしているのだと思っていた)、実際にはビキニ環礁での水爆実験の絵と知った。
被害者意識について
広島や長崎が「唯一の被爆国」と言うと、同じ日本ですら「被害者意識が過ぎる」 等という人がいる。
もちろん、そう言う時期もあったのだが、広島・長崎がそういう声を上げ続けるのは、もはやアメリカに対して被害者として 何かを訴えたいからではない。
自分たちを含む人類が同じ人類に対して投下したたった2発の原爆が、60年以上を経た現在でもどれほどの苦しみを与えているかを訴えることで、被爆/被曝した自分たちやその子孫が感じた苦しみを絶対に繰り返させないためである。
私自身も被爆三世であり、両祖父を甲状腺ガンで亡くしている。戦争を終わらせるために60年も苦しませるなどという愚かなことは他に類を見ない。広島や長崎の人たちは、そんなことを他でやってはならないと、人として必死に訴えているだけなのだ。
(被害者として声を上げたところで大して状況が改善しないことは60年間でイヤと言うほど分かっているから・・・)
岡本太郎は被害を訴えたかったわけではない
右側からは大きなキノコ雲が立ち上がり、
中央では劫火に晒される 骸骨が描かれ、
焼き尽くされる人間のシルエットも背後に見える。
立ち止まるにとどまらず、この壮大な絵の前に身をさらすことによって、日本が世界に誇る岡本太郎のエネルギーを全身で受け止めてみて欲しい。そうすると、彼が被害者を 描きたかったわけではないと言うことが分かるはずだ。
それは、題名からも読み取れる。明日の神話、という題名は、
「悲惨な体験を乗り越え、再生する人々のたくましさを描いた(Wikipedia)」
「原爆が爆発し、世界が混乱するが人間はその災い、運命を乗り越え未来を切り開いていくといった気持ちを表現した(NHKが岡本太郎の談話として)」
という岡本太郎のこの大災害を乗り越えて明日を切り開くという気持ちが重要であることを強く感じさせる。
人類は多くの過ちを犯すものだ。しかし、 それを乗り越えられるのも過ちを犯した人類そのものである。
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