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柏木陽介
突発的にムシャクシャしたのでやった。反省はしていない。
- 2010-01-14 (Thu)
- 浦和
サッカーマガジンを定期購読しているのだが、今号は久しぶりにイラッとした。

これはベースボールマガジン社のサイトから引用させて頂いた。前回、闘莉(ryの表紙にイラついたときは、
ナビスコで3-4敗北
しかも2,694人
広島にいる予定なのにBA行けない
関東でも行けない
ミランも負けた
と言うことで、相当イライラしていたのだが、それでも表紙をシュレッダーにかける前に目線を入れたり、名前を律儀に闘莉(ryに変えたりする心の余裕があった。

しかし、今回はそんなことを考える暇もなく、
- ポストに入っていたサカマガの封を切る
- 表紙を見る
- 表紙を引きちぎる
- 表紙を丸める
- nikeの広告であることが分かるように丸めてのせる
- 写真を撮る
まで、一気にやってしまった。この間15秒。
突発的な事態の結果

こうなった。
前回は「こんにちはアドリアーノ」っていうきれいなオチがついたのだが、今回はよく分からない。俺ミズノユーザーだしー。
なぜこのようなことになったのか?
いやまあ、分かってるんですよ。サカマガにやらされたってことは。ただのメディアアピール、ってことは。
でもねぇ。
俺、広島で旗を纏っている陽介、一度も見たこと無いんだ。
そうか、何年もいた広島では見たことないのに、移籍して1ヶ月(撮影は年末だろうなぁ)の浦和では纏うんだー、と思ってしまったのかも知れません。
過去の愛情の証として
君に(ryの称号を贈るよ。
君は今日から僕の中では陽s(ryだ。
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陽介の移籍、成長とその対価。
陽介の移籍が決まりましたね。
サンフレッチェ広島所属の柏木陽介選手が浦和レッドダイヤモンズへ移籍することが決定致しましたのでお知らせ致します。
自身のblogでもコメントを出しています。
この件については、色々葛藤?迷い?や腹立たしいことがありました。五月雨式に書いてみたいと思います。
陽介は日本サッカーの一つの形
その前に。
陽介は、日本サッカーの未来の一つの方向性だと思っています。すなわち、テクニックと運動量で日本が劣るフィジカルを使わなくていい状況を作る、というのが目指す一つの方向性だ、ということです。
そう言う意味で、陽介には広島だけではなく、日本を背負ってもらいたいとずっと思っていたのでした。そう言う選手を愛さないわけがないのです。
では、本題。↓
陽介の移籍の理由
初めて陽介の口から移籍の理由が語られました。
自分で考えた末に浦和でやることで成長できると思いました。
これだけお客さんの入るスタジアムでできる喜びや、プレッシャーの中でやっていきたいと思いました。
俺1人ではほんとに決めることができなかったと思います。
だからこそ厳しい新しい環境に足を踏み入れようと決意しました。
より厳しいプレッシャー、より厳しい環境というのが根本的な理由なのでしょう。彼の中では、きっと
- 広島に残って中心選手として試合に出続けることでステップアップする
- 試合に出ることがより難しいチームに移籍して、そこで努力をすることでステップアップする
という2つの間で揺れ動いたことでしょう。僕が陽介なら、後者を選択します。僕はどの集団においても「中位ちょっと上」を目指すので、陽介のように「揺るぎない中心選手」となった場合、努力を怠ると思われるのです。
本質的に、陽介は努力とネガティブへの反抗心でできています(おちゃらけキャラは仮面だと思ってます)から、より努力をしなければならない状況、よりネガティブ要素がたくさん出てくる状況を選んだのでしょう。
移籍の金銭面について
もちろん、某所で言われているような金銭面がないとは言いません。が、金銭面がトッププライオリティではないことくらいは分かります。むしろ、金銭面は非常に重要なファクターであるべきと思います。
陽介の年俸は、中国新聞推定ですがこんな感じです。当然、出場/勝利給は含みません。
2006年:480~600万円(単年)
2007年:720万円(単年)
2008年:1440~1800万円(単年)
2009年:2200万円(単年)
2010年:4000万円(3年契約)
広島での平均年俸は1000万円強/年。おそらく、このまま居て、日本代表常連と言うくらいになっていけば5000万円くらいまでは出せるでしょうから、32歳くらいまで現役で居られるとしたら(陽介の現在のプレースタイルは長くできる物ではないでしょう)現役の間の総年俸は5億円程度にはなるかと思います。その後、30年くらいをサラリーマンの平均年収で働いたとしても、6.5億くらいでしょうか。
しかし、ビジネスで成功した人は数十億円に届くわけですし(ベンチャーから成功した会社にいて、株を持っているだけでも数億円、と言うこともあります)、平均年収1000万円として40年勤め上げるだけでも4億円です。平均年収1000万円というサラリーマンは数千~数万人いる中で、数百人しかいないプロのサッカー選手、しかも成功した選手が6.5億円では、正当な評価とは言えないかも知れませんし、そう考えても良いと思える金額だと思います。
そうすると、可能な限り稼げるところに行かねばならない、というのは選手の行動原理としては理解できる一面なのです。むしろ、きちんと生涯設計ができているとも言えます。
安い年俸で自分のチームに居てくれるのは嬉しいのですが、そうであればお金以上のやりがいや充実感、成長できたという実感、サポーターからの愛などお金に替わる価値を選手に十分付与するべきです。会社と同じですね。
だから、仮に陽介がお金のために移籍したと言っても、それはお金以外の価値を提供できなくてスマンとは思いますが、金の亡者などとなじる気にはなりませんね。
移籍を確信した後の立ち位置
今回、一番困ったのは移籍を確信した後、上記のような「ちゃんと理解してるぜ、フフン」顔と、サポーターとしての純粋な「行かないでくれ!」という気持ちのどちらを出したらいいのか、と言うことだった。
移籍を確信していないのなら、署名にも参加しただろう。しかし、決意した上でチームメイトにも伝えたに違いない光景(京都戦後、泣きながらチームメイトと抱き合う姿)を見た後では、応援すると言うことが決意をした選手の後押しをすることなのか、決意と異なったとしても自分の信じる道に沿うように首根っこひっつかんで自分の思うように後押しをしていくことなのか、分からなくなった。結局、このエントリーも含めて前者を選んだわけだが。
ということなので、素直に陽介を送り出したい。駒野の時は1年経った入れ替え戦まで直視できなかったが、今回はきちんと年内に気持ちの整理ができそうである。
蛇足:アホ議論
そんな中で、アホみたいな議論をふっかけてくる奴はいるもので。曰く、
「行動している人がいるんだから、行動していない、サポーターである(≒行動することがその存在意義である)はずのあなたが行動を邪魔するような『移籍を確信している』と書くのはいかがなものか」
と。的外れも甚だしい。目的と手段の区別が付いていない。行動は目的を達成するための手段に過ぎないし、その目的に行動を必要としないなら、「行動しないという行動」もその手段に含むのは当然である。「サポーターは行動する者だ」というのは、正しくは「サポーターとは、目的があり、それに行動が必要であれば行動する者だ」であって、必要でないときにも行動するというのは右往左往という。
まさか署名活動をしている最中、「柏木陽介選手を気持ちよく送り出す署名にご協力下さい!」という署名活動でもやっていれば良かったのだろうか。そんなことをしたら陽介はどう思うだろうか。行動することが選手のためにならないことであれば、行動すること自体が悪だ。
・・・なんでこんなガキっぽいことを書かなきゃならんのだ。アホらしい。
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広島サッカー、悲喜それぞれの頂点:第34節:○4-1 京都@ビッグアーチ
きのりんと話していたのだが、広島のサッカーを応援し始めてから最も気持ちいいサッカーを見た、というのはどうも共通の感想のようだ。ただ、最も優れたサッカー、と言うわけではないのには注意である。
この上なく気持ちの良いサッカー
柳沢、ディエゴをあざ笑うかのように20本、30本とつながるショートパス。3人、4人とプレスをかけてもするするとプレスをかいくぐっていく。パスが回っていくとバックスタンドからも大きな拍手が。B6からは「オーレ!」の大合唱。ボールを持ったカズが顔を上げると洋次郎が、ハンジェが、公太が走る。それを見て京都は必死に距離を詰める。が、何もなかったかのように槙野とパス交換。
気を抜くと京都陣内に深く、深く打ち込まれる匕首のようなクサビのパス。恐怖で下がっていく京都のディフェンスライン。空いたバイタルエリアに侵入し、かき回す陽介のドリブル。鉄槌のようにたたき込まれる浩司のミドルシュート。ラインが上がったと思ったらあざ笑うかのようにディフェンスの裏に落とされる、カズや盛田からのロングフィード。そして飛び込む槙野。なぜお前がそこにいる。
中島がぬるぬるとドリブルで上がっていく。クサビのパスから洋次郎がダイレクトで寿人へ、さらにダイレクトで裏に通し、浩司が走り込む。ゴール、かと思いきやオフサイド・・・みたいなのが2つ。
こんなに楽しいサッカー、ねえよw
でも、試合後、寿人は泣いた。
この上なく悲しいサッカー
こんなに悲しい試合もそうはない。
試合前
僕たちは前の晩から夜通し車を運転して朝8時頃到着し、ビッグアーチでコレオの準備をしていた。

やはり、夜明けのビッグアーチは美しい。アストラムラインからビッグアーチへ至る道は日本でも有数の美しいスタジアム情景だと思うのだ。この時、このスタジアムでチームメイトとしての陽介やハンジェを見るのはおそらく最後、少なくとも区切りになるのだろうと、悲しくなった。

それでもビッグアーチは、美しい紅葉を背に朝日を浴びていた。これも移りゆく時間の中では仕方ないことなのか。
1点目
ハンジェの爆発的ダイアゴナルランがB6からもよーく見えた。と、思ったらカズから・・・ずっと一緒に戦ってきたカズから、ハンジェの歩幅まで測ったようなロングパス。これはハンジェのゴールきたか!?と思ったのだが、なんと止めやがった。しかし、ハンジェが「あれがどうして入らないのか。それが俺の人生なんです。」と語ったシュートを寿人のゴールにつなげたのも、またハンジェである。
ハンジェは手を抜かない。
ハンジェは逃げない。
ハンジェは戦う。
このゴールは、ハンジェそのものだったのかも知れない・・・と思うと、また悲しくなった。
2点目、3点目
またハンジェだった。この日のハンジェはすごかった。誰もが「なぜ契約しないのか」と憤るほどに。
サイドでのハンジェは、今や絶滅が危惧されるクロサーである。何回も引き合いに出しているが、マンチェスター・Uはベッカムがクロスを上げる1秒を作るためにはどうするか、というところから戦術を作り上げた。広島ではそう言うことではないのだが、ボールを保持してペナルティエリアをなぞるようにボールを回し続ける広島のサッカーでは、ハンジェのための1秒が数多く生じる。そこから放たれるクロスは、京都・加藤監督のカードを切らせるに十分な脅威を与えていた。
そんなハンジェがフリーで蹴ることができるコーナーキックほど、得点の匂いがするコーナーキックはない。何本も危険なシーンを演出した右足は、どうして今まで得点がなかったのか分からなかった盛田のゴールに結びついた。もう一度放ったコーナーキックは、槙野をDF得点王に押し上げるキックとなった。
一番好きな海外のサッカー選手はベッカムだ、と内外共に明言しているクロサー大好きな僕としては、このクロサーを失うことを思うと、また悲しくなった。

そして、後に中国新聞サイトでこの写真を見て、たまらなくなって泣いた。
4点目
槙野のFKからのゴール。多分揺れていたのだと思われるシュートは寿人の前にこぼれた。
ゴールを決めた寿人は、こちらに走ってきた。キャプテンマークを外しながら。沢山の数字が書いてあった。ケガした選手の番号、今期契約終了の選手の番号、そして、ひときわ大きく書かれた10番。既に泣いている人もたくさんいた。僕は戸惑うばかりだった。
それが、「10番、ありがとう」なのか、「10番、残ってくれ」なのか分からなかったからだ。
しかし、時間が経つにつれて後者なのだろうなと思うようになった。正直、何をしたらいいのかとか分からない。何がしたいのか、とかもよく分からない。
試合後のサンフレ劇場
敢えて、おそらく最後の陽介出演のサンフレ劇場、と言う。2007年と今回の両方を目の前で見たのだが、今回は「もう決めている」という感じが非常に強かったのだ。もう一つ圧倒的根拠はあるのだが、それはあとで。
3人は、ご覧のようにスタジアムにほとんど人がいなくなったような状況になって初めて出てきた。シーズン終了セレモニーの後スタジアムを一周し、引き上げた。そして、一度お立ち台を引っ込めた後「劇場やる」と言うことで始まったものだ。

良太が「ベンチで応援頑張った!」とか、槙野が「俺がサンフレッチェの槙野智章だ!センキュー、センキュー、センキュー!」「秋葉市長に専用スタジアム直訴してきます!そしたら劇場も目の前です!」とか話していたのですが、もう雰囲気が暗い。
陽介が話している内容は全く覚えていない。
陽介が自分の言葉で話していない感じがしたのである。
陽介が移籍する、と確信した理由
実は、劇場での槙野の発言である。細かいところは違うが、引用としてみたい。
みんなはこれからオフになりますが、僕はしばらくオフになりません!
雑誌とかテレビの取材とかで12/16まで仕事がいっぱいだからです!
それというのも、良太と陽介が仕事をキャンセルしまくったからです!
ま、その分だけこちら(金)も入ってくるんですけどね!
良太が仕事をキャンセルするのは分かる。ケガしていて危ないからだ。しかし、陽介が仕事をキャンセルするというのはどういうことだ?
- 代表に選ばれてしまったので時間がない
- 休みたい
- 移籍するから広島の選手として出られない
代表のキャンプ(12/8~10)には選ばれてないし、普通に考えて移籍でしょ・・・。
もし移籍するとしたら・・・
実際、陽介が移籍するとしたら、死んだじいちゃんと見た吉田での立ち姿からずっと見ている僕としては酷く狼狽すると思うし、できることなら残って欲しいとも思う。彼が居れば、きっと広島は近いうちに2回目の黄金期(東洋工業を入れると3回目か)を迎えられる気がするし、それも確信している。
でも、彼の上昇志向の強さも知っているし、プロとしてより高く評価されたいという気持ちが強いことも知っている。彼のような運動量に任せたプレースタイルは、そのままでは年を取ってプレーできない。三十代半ばまでに稼ぎきらなければならないという危機感もあろう。
だから、積極的に引き留められないという気持ちもあるのだ。
そんなことを、もう誰もいなくなってしまって冷え込んてしまったビッグアーチで考えていました。

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槙野、うしろうしろーっ!:第11節 ●1-2 千葉@フクアリ
試合後にBAD BOYSの某氏とも話していたのだが、こういう試合を落としていては上位進出は厳しいのである。
今日のキーワードは、J’s Goalの監督インタビューに全て含まれている。
この質問、誰がしたんだろ。的確すぎて驚いた。
広島を蝕む疲労
まずは監督のコメント。
Q:勝ち切れない時にもいつもよくボールを動かしていい内容でやっているが、最後に勝ち切れていないという形が多いと思う。どうも今日の千葉などに比べると、勝負への執着心であるとかそういったものに物足りなさを感じる。その点を監督はどんなふうに思っているのか?
「どの選手も勝ちたい気持ちはあると思います。勝ちたい気持ちというのが千葉の選手と比べて足りないんじゃないかとおっしゃったが、疲労度からくるのかも しれません。その疲労度から見て、そういうふうに目に映ったのかもしれません。我々は今日は負けたチームで、千葉は今日勝ちました。試合の結果が違えば、 それはまた違ったように見えたかもしれません。我々は負けたチームなので、私も今日は大きな口をたたくつもりはありませんから、口をつぐもうと思います」
実際、シュート練習から疲労感が濃く見えていた。
シュートを打つが、軸足が安定しない。
体を支えられずに流れ、コースがずれる。
試合前から苦戦を予想した。
試合に入っても、
特に後半には足が出ない。
前を向いているのに足が動かない。
足が動かないだけではなく、声が出なくなってくる。
声が出なくなってくるだけではなく、顔が下を向いてくる。
顔が下を向くと、パスがつながらない。
しかし、こういう試合をしっかりモノにしないと上位には上がっていけない。
少なくとも、引き分けで乗り切らなければならない試合だった。
槙野、陽介、寿人の不調
陽介、寿人の不調はちょっと深刻かと思う。
寿人は何よりも、シュートまで行けていない。
それでも、今日の得点は寿人と陽介のコンビネーションから生まれている。
ボールは収まるようになってきたし、ボールは捌いている。
そういった最低限の仕事はしているのだが、調子がいいときの寿人はボールがわたった時点で背中がゾクッとするくらいのゴールの匂いがする。
その「ゴールの匂い」というのは、ポストプレーからの反転の早さに他ならない。
それが見られない限り、周りを使いながら得点に絡んでいくしかないだろう。
陽介は、後半の動きの質が前半に比べて極端に落ちている。
調子がいいときには後半15分過ぎから顔を出す場所がエグい。そしてやらしいw
ところが、今日の試合はどうだったか。
前線に5人が張り付き、ボールが引き出せない。
出し所が無くてストヤノフがドリブルで上がっていくというシーンを何回見たか。
こう言うとき、調子のいいときの陽介は絶対にギャップを作る動きをするのだが。
そして槙野だ。
タイトルにもしたのだが、2点目のCKからの失点はひどい。かなりひどい。
ファーに1人残った巻を見ていたのは槙野。
確かにFWにマークを振り切られるケースはある。
が、全く体を寄せられないほどに振り切られるというのは、ひどい。
そりゃストヤノフも怒るって。
ミドルシュート打たなきゃ。
今日僕が言いたいのはこれですこれ。
ミドルシュートって何本打ったと思います?何人が打ったと思います?
3人です。ストヤノフが3本と、青山と洋次郎が1本です。
もうね、普段自分たちの欠点を言わない監督もぽろっと本音が出ますよ。
Q:あまり広島の試合を見る機会がないので、ぜひお聞きしたいのですが、これはイビチャ・オシムさんもよくおっしゃっていたのことなのだが、要は運動量が 基本である。一生懸命走ると当然後方から(選手が)上がっていって数的優位を作るというのは非常に素晴らしい表現だと思うが、ただ、日本の夏はご存じのと おり非常に厳しい。イビチャ・オシムさんも「これはどうしたらいいのか」といろいろ悩んでいた。広島のサッカーは素晴らしいが、日本の夏をそれで乗り切る ためのキーワードのようなものはあるか?
「とても難しいが、我々はやりとげる。我々のチームは今、高柳選手や森崎浩司選手が(負傷などで)いないが、いたりすればやはり交代しながら選手を使え る。そういった選択肢もできるので、我々も違ったチームになる。我々の問題はそこにもあるが、もう一つは中盤のミドルレンジからシュートを打つというのが ちょっと足りないところである。そのへんを我々がしっかりと決めきれるようになってくれば、また違った攻撃の形もできるのだが、やはり試合の中で全てが全 て、運動量でもって、あるいは連係でもって崩して点を取るのはなかなか難しい。やはりその点を今後修正していくべきである。他のチームはそのへんの打開 策、解決策を簡単にできるが、簡単な打開策というのは、そういうことができる選手を連れてくればいいということ。我々はやはり違うスタイルのチームなの で、若い選手を使いながらそういったことを時間をかけながら修正していく。我々は若い平繁、柏木、高萩、高柳、そういった選手を使いながら、徐々にチーム として成長できればと思っています」(J’s Goal)
ポゼッションして相手をじわじわ押し込んで「緩急」「狭広」の差をつけることで(by 中野さん)切り開いていくサッカーをする広島に対峙する相手チームは、どうしても最後のフィニッシュの部分を固めてくる。すなわち、ペナルティエリア内であり、ゴール前である。
そうしたときに、今まではそれでも長短のパスとフリーランニングで相手ディフェンダーを動かし、こじ開けようとしてきた。
しかし、このように疲労が蓄積してくるとどうしてもそれだけでは厳しくなってくる。
ではどうするのか、と言うことに対しては、高校生でも答えを出せる。
ミドルシュートだ。
ミドルシュートがあると、ディフェンダーはボールホルダーに寄せなければならない。ディフェンダーがボールホルダーに寄せると、ディフェンダーがいたところにギャップができる。ギャップができると、そのギャップを使うパスとランを持っている選手が広島にはたくさんいる。というか全員そう。
ガンガンミドル打とーや。
その他
ハンドでPKっぽいのが2回あったけど、どちらもハンドじゃないねぇ。
3m先の相手にボールを返して即プレスに行く矢澤はバカか?
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よくぞ立て直した!○1-0浦和@ビッグアーチ
俺達の下北沢にある、UNDER BARにて観戦。20人くらいだったかな。
平日にサポ仲間と会うと、制服だったりスーツだったりして違和感ががががががが。
よく考えたら、サポーターとして本格的に活動し始めてから初めて浦和に勝つのを見た。
そりゃ高校の時に浦和に勝つのは見てたけど、その時は「次浦和?ラッキー♪ 勝てるし見に行こうぜ~」っていう相手だったしなぁw
やっぱり勝てていない相手に勝つというのは嬉しいね。それが目の前なら尚更だと思うが残念(´・ω・`)
ちなみに、広島が浦和に勝ったのは1999年1stステージの4-1(上村、フォックス、藤本、久保)以来。
この次の試合から10年間勝っていなかったのだが、その「次の試合」というのは、
例の負けたのに勝った方がそれ以上に落ち込んでる試合です。
さてさて。
試合を振り返りましょうか。
とりあえず、審判は近くでプレーを観ることを徹底していただきたく。
最後の中島のイエローは妥当だとしても遠すぎ。
一誠が素晴らしい
前半から一誠と陽介がきちんと走り、顔を出し、ボールを受けていた。
アオ&カズからのボールがこれだけ入れば、相手のディフェンスも二人をケアせざるを得なくなるし、
ポジション的にもCBが行くのか、ボランチが行くのか難しいところなので、
結果、寿人のマークがはずれがちになる。
そうなると、一誠→陽介→寿人というワンタッチでのパス回しでチャンスが生まれやすくなるし、
直接アオやカズから寿人へのクサビのボールも入りやすくなる。
クサビが入ると落として両サイドへの展開、ターンから勝負と、選択肢は広がる。
これらを生み出したのは間違いなく中盤真ん中4人の連携であろう。
特に一誠がこんなに良かった試合は見たことないw
と、たまには褒めないと。
が、条件付きである。良かったのは前半だけだ!!!!
後半は最悪。
ワンツーに着いていかないし、サイドに出たボールに対してもパスコースを全く切れていない。
守備から攻撃はともかく、攻撃から守備の切り替えも悪い。
攻撃面では良いプレーもあるのだが、その5倍くらい守備では見ていられない。
UNDER BARでは後半30分、洋次郎が陽介と交代したときに
「「「「「ええええええええええええええええええええ!!!!
一誠だろ!!!!!!!!」」」」」
という声が上がったほどだ。
一誠に90分走れ、というつもりはない。
しかし、 45分しか走れないのなら、
あとの15分くらいは頭を使ってポジショニングし、パスコースを制限するくらいはするべきだ。
そして、走らなければならないときにだけ走れ。
今は、走らなければならないときにも、走らなくても良いときにも同じように8割くらいの力で走っている。
それだとつなぎはできてもチャンスはできず、ディレイはできてもディフェンスはできない。
ディフェンスの腰が引けていたのが治った
鹿島戦(あ、まだ書いてないわ……)では、ディフェンスの腰が引けてしまって、小笠原に
Q:引いてくるのは想定していた?
「今どき珍しい。一昔前のやり方だった。ゴール前で不用意にまわすし、そこで奪えればよかった」
(【J1:第3節 鹿島 vs 広島】試合終了後の各選手コメント(09.03.22))
と言われるほどドン引き。槙野が上がってくることも少なかった(なかった?)し、
大宮戦で実況の金田さんに
「ここまでDF(注:森脇)が上がって、シュート打って帰って行くんですからねー。いいですよー」
と言わしめたディフェンスの上がりが全く見られなかった。
しかし、浦和戦ではホームだからか、鹿島戦で引けていた腰が治り、
攻撃に積極的な参加を見せるようになっていた。
もともと広島のサッカーは、ポゼッションしてじわじわ押し込んでいくサッカー。
DFが攻撃参加をしないとポゼッションの難易度が上がり、
カウンターの危険も攻撃失敗の確率も上がるのである。
もともとうまくいけば圧倒、互角で対等、失敗すれば大敗というサッカーなのだから、
腰を引いていてはお話しにならないのだ。
選手個別について
特記すべき選手は二人。元千葉国王の中島、ミキッチと陽介。
皇太子中島
これまでは試合を締めたり、ペースを引き戻すという役割で投入されることが多かったので、
経験があって冷静な良い選手だなと思っていたけど、90分出てもその印象は変わらず。
中島はロングボールを危機回避以外で蹴っていないのではないでしょうか。
プレーの選択が正確なのは嬉しいですね。
とはいえ、まだ国王と言うには早いと思うので、皇太子にしておきます。
ミキッチ
左足は僕の方が上手いんじゃないか?
っていうくらい、右側を切られることで前へのドリブルを完全に押さえられてしまった。
で、左に出てシュート打ったりしてくるんですが、これがまた酷いのですw
抜ききる前にクロス、という選択肢を選ぶことが少ないので、
ドリブルを切られると左に持ち替えてドリブル、と言うシーンが多く、そうなると精度的にきついw
クロスが出てくると右側だけを切ればいい、という状況は改善すると思うので、
1対1になる前にクロスを上げられるようにフォローとFWのポジション取りが重要ですね。
Manchester Utd.がベッカムがボールを持つ1秒を作るために全体が動いたように、
サンフレッチェでミキッチを武器にするにはある程度考えないと使い切れなさそうです。
一皮剥ける時期にきた陽介
浦和戦は、陽介の働きが非常に良かったわけだが、
意外と攻撃面での弱点が見えた試合でもあった。
それは、構えられたディフェンスに対する選択肢が少ないこと。
例えば、狭いところでボールを受けて、バランスを崩しながら2~3人をドリブルで抜く、
というプレーの成功率と、1対1になったDFをドリブルで抜くというプレーの成功率を比べると、
なぜか前者の方が高いイメージがある。
ここで、1対1に強みを持つことができれば、ネタではなく本気で代表クラスになれると思うよ。
浦和について
浦和-FC東京戦も見たんだけど、志向しているサッカーが去年と全く違う。
カウンターサッカーから、きちんとビルドアップして崩すサッカーを志向しているようだ。
従って、まだシーズンが始まって1ヶ月足らずという状況では、
同じ方向性である程度完成されている広島とは、チームの組織という面では分が悪い。
現時点では、その差を個人能力の差で埋めてこようとしているわけですね。
その発展途上で、去年までのサッカーに起因する(今のサッカーにとっての)弊害が出ているようだった。
例えば、ボランチがディフェンス専業になっているとか、
カウンターサッカーだったためにディフェンスとオフェンスの間が空きがちになるとか。
(実際、フィンケ監督はハーフタイムにそのことを注意していましたね)
だからこそ広島の中盤サッカーがドはまりしたわけですが。
とはいえ、ドはまった相手に対しても1-0だった、と言うことはきちんと認識しておくべきだろう。
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柏木に注目?今更何をw
- 2006-11-14 (Tue)
- サンフレッチェ広島
湯浅さん、webに無料でお金になるようなレポートを記載されているので尊敬はしているのですが、「テレビでそこまで分かるの!?」っていう所までコメントされるのでどうしても怪しさをぬぐえないんですよね・・・。
なので、試合を見たときのレポートはありがたく拝読させていただいています。はい。
で、その湯浅さんがU-19アジア選手権決勝での柏木のプレーを見て、絶賛されております。
最後に、個人についても簡単なコメントを・・。田中亜土夢や梅崎司、福元洋平や森島康仁、また内田篤人など、天から授かった才能に見合う実効プレーを展開した選手は多かったけれど、ここでは、「セントラル・ミッドフィールダー」として、大会を通して攻守にわたって目立ちに目立っていた柏木陽介に注目したい。本当に素晴らしいプレイヤーです。イメージ的には、フロンターレの中村憲剛・・かな? でも、動きは、憲剛の二倍(!?)。細かなプレーコンテンツについて論評しようとは思わないけれど、恵まれた才能を、ボールがないところでの厳しいワークを基盤に、まさに100パーセント「以上」発揮し、発展させようとする彼のプレー姿勢に、バラ色の将来を感じます。
彼は、攻守にわたる実効ある汗かきプレーなど、どんな場面でも、自ら仕事を探しつづけられる選手だと思います。それこそが、ホンモノの自己主張。来年カナダで行われるU20ワールドカップでの活躍がいまから楽しみです。
【2006_U19決勝・・内容的には優勝に値する「U19日本代表」だったけれど・・(湯浅健二)】
なんか広島サポ的には何を今更、という感があるので柏木への注目の歴史を紹介したい。
僕が初めて彼を見たのは、2003年夏頃、亡くなった祖父と一緒に吉田に遊びに行ったときのユースの練習。柏木陽介、という名前は既に知っていましたが、実際にプレーは見たことがありませんでした。
隣の人が「柏木はええのぉ。立ち姿がええ。」と言っていたのでどの選手か教えてもらい、見たのが初めて。背筋がすっとしたドリブルが印象的でした。
で、試合を見たのは翌2004年の高円宮杯(広島ユースが優勝したとき)。
中盤を例のドリブルですーーーっと抜けていくのがまたも印象に残っています。
(U-19決勝に出られなかった槇野は、高円宮杯優勝の後、俺らにコールを要求していたっけな)
パス重視のサッカーの中で、ドリブルを効果的に使うことができる選手、よく走ってどこにでも顔を出す選手という印象が残っていました。
広島サポはいい選手を大切にする(というか、使い捨てにされるようなメジャーな選手にできないw)ので、柏木を「王子」と呼んで大切にしていました。
彼をよく知る人は、どこが王子だ、という感想でしょうけど、王子は王子ですw
その後、あまり見ることはできなかったのですが、今年になってその運動量と積極性をミシャに認められ、今はほぼレギュラー。いつかはフィールドの真ん中に彼が立つことになるとは思っていましたが、(カズやコージもいるし)まさかこんなに早くそうなるとは思いませんでした。
と言うことで今後も期待してやってください。多分いいプレーヤーになります。
それにしても、今回のメンバーは1年半、あまり変わってないのね。
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