Home > Tags > これはひどい

これはひどい

年間チケット遅配はJリーグの管理能力のなさが原因だ

今年から、Jリーグの年間チケットはワンタッチパスというICカード化されると言うことはニュースにもなったし聞き及んでいる方も多いかと思います。
2008年5月には、Jリーグがこんな誇らしげにリリースを出している。

Jリーグ全試合対象観戦記録システムをJリーグ全クラブが導入 主要スポーツリーグ全体を対象とするICカード利用のシステムとして世界初

Jリーグは、イレブンミリオンプロジェクトの一環として、Jリーグ各クラブが2009年より、非接触ICカードを会員カードとして発行し、お客様ごとのご観戦履歴をホーム・アウェイに関わらず全スタジアムのゲートにおいて自動的に記録・データベース化し、お客様サービスの向上に活用するためのシステムを開発し導入することを決定いたしました。

(後略)

(Jリーグ)

データをマーケティング資料として活用できる、ファンの利便性が向上、スタジアムのキャッシュレス化・・・いくつものメリットが並べられています。しかし、これらの恩恵にあずかるためには、一つの条件がありました。それは、

2009年開幕に導入が完了した状態であること

です!!!!!

 

各クラブの対応

開幕直前の今になっても、ワンタッチパスがJリーグの各クラブに納品されていないために各クラブで次々とお詫びが掲載されています!各クラブの対応をご紹介します。紹介されてないのは今年導入しないか、もしくは対応を告知していないクラブです。早く告知した方が良いですよ!!!

開幕には間に合わないので、代替手段を用意するというパターンが、特にホームが開幕戦のチームに多いようです。

愛媛:【お詫び】ファンクラブカード・シーズンシート発送の遅れについて
チケットではなく、ポイント用シートをチケットとして使用。

C大阪:セレッソクラブ会員証・年間チケット発送の遅れについてのお詫び
開幕戦のチケットを発送し、ポイントは全員に付加。あまりのショックでレイアウトまで崩れています!

千葉:2009シーズンシートの発送について
22日までに届くことを目標。今後のさらなる遅延も見越して、最初の3試合については紙のチケットで対応するようです。

湘南:ベルマーレ12会員カードおよび法人チケット発送の遅れについて
ホーム開幕には間に合わず、3/10頃発送できる見込み。紙チケットとポイント付与対応をするみたいですね。

 

開幕戦がアウェイのチームは、ホーム開幕に間に合わせると言うのを目指しているようです。

横浜FC:2009年度クラブメンバー更新・入会及びシーズンシートご購入の皆様へ
3月7日納品、9日発送予定。ってことはこれも開幕には間に合わず、ギリギリホーム開幕に間に合う。

柏:BIGアソシエイツ(年間シート会員)の皆様へ~年間シート発送に関するお知らせ~
3月14日を目標にしていますね。

新潟:2009シーズンパス発送に関するお知らせとお詫び
届いた枚数ごとに分割して送るのでしょうか。なるべく早く+ホーム開幕に間に合わせる感じですね。
さらに遅れることを見越して、被害を最小限にする方法かと思います。

 

何が何でも送る!というチームもありますw

甲府:クラブサポーター会員証・チケット発送の遅れについて【お詫び】
諦めない甲府は何とか開幕までに発送を目指します。

浦和:2009シーズンチケットホルダーの皆様へ
3月になっても届かない場合は問い合わせろ、とか書いてありますが、間違いなく届きません!!!!!
間違いなく事務局は死にます!早く事務局の電話番号を闘莉(ryの電話番号に変えるべきだと思います!

 

かと思えば、なんか開幕までに間に合うというチームも。

G大阪:「ガンバ大阪 2009年シーズンチケット」発送について
お?2月28日までに到着と書いてあるが、ホントに大丈夫なのか?

草津:年間シートICカード準備が整いました
2/28お渡しできると言う最速のスケジュール。ホントかいなw

大宮:【お詫び】 2009シーズンシートホルダー及び2009クラブメンバーズ会員の皆様へ
3/4に発送予定。ホームにはギリギリ間に合うか?遠方の方は無理かもしれんね。

 

もっと攻めたチームがありましたw

清水:2009エスパルスシーズンシート 最終受付開始のお知らせ
遅れるかも&当日現地でのお渡しになるかも、と言いつつ、募集を今日、2/27にかけています!!!!!!
すげええええええ!

 

Jリーグの、低いクラブ管理能力がこの事態を招いた

とまあ、若干ちゃかしながら書いてきましたが、リーグ主導で進めた施策でクラブに迷惑を掛けるとか、あり得ない

・・・というレベルではすまないだろう。

暴力事件や落雷、児童買春や交通事故など、数々の不祥事はあったものの、Jリーグが直接クラブに対してこのようなわかりやすい不利益をもたらしたという例は余り聞いたことがない(見えない不利益は「圧力」という名前で・・・ゲホゲホ)。リーグ運営上では、チーム運営に対して健全性を求めなかった初期にフリューゲルスの消滅を招いて以来の大事件である。前年度には横浜FMでテスト導入され、2年以上もかけて準備されたこのICカードの導入は少なくとも現時点では失敗であろう。

2年以上もかけてなぜ失敗したのか?
個人的には、Jリーグのクラブ管理能力が低いことなのではないかと思う。

こういう業務システムを導入するときに最も重要なのは、現場の業務がどういう形で行われているか、を把握することだ。
これができれば、能力的に少々見劣りのするシステムであっても、基本設計がしっかりしているはずなので大きな問題は起こらない。ましてや、今回のように最先端のシステムを多くのクラブに対して導入するのだから、スタジアムというハコは一緒でも、それを運営しているスタッフも、お客さんも、それらによってできあがる雰囲気も、すべて異なるのだ。それこそ、1試合3000人しか入らない小さなクラブや、株式会社ですらないクラブチームから、毎試合4万人以上が入るビッグビジネスを行う浦和まで。
それらを吸収して、しかも今度表れるであろう予想もできないクラブにも対応する必要があったのである。まさに設計勝負だったはずなのだ。

Jリーグがクラブのチケッティングやチケットもぎりの状況、クラブの試合運営、動線等をかなり詳しく把握していなければ、開発途中に多くの困難が表れることは想像に難くない。逆に、ハードありきで進めてしまうと、そのハードにあわないクラブはいくらでも出てくるだろう。
さすがにハードありきまでとは行かないだろうが、Jリーグが各チームの実情をきちんと把握できるほどコミュニケーションを取っていたのだろうか?

そうであるとは思えないのである。

Home > Tags > これはひどい

最近のエントリー
Categories
アーカイブ

▲ページ上部に戻る