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FC東京 Archive
Jユースカップ決勝:気持ちには引力がある
行って参りました。
実は寝坊して、8:30起床。よく9:30の新幹線に乗れたな俺。東京駅の800mダッシュ頑張りました。
試合前
12:51にどうにか長居に着き、最初に目に入ったのはビッグアーチでしか見たことがないサンフレッチェバス。

撮ってから気づきましたが、寮長が乗られていました。寒いからかな。実はマツダレンタカーでもう一台バスを借りられていまして、多分ユースのメンバー全員で来ていたのではないかと思います(後で知ったことですが、広島以外のメンバーは現地解散と言うことだったみたいです)。
入口で新潟のヘッドコーチ就任が決まったポイチさんとすれ違いつつ、久しぶりの長居スタジアムへ。
試合~序盤~
最初は完全にFC東京ペース。プレスに戸惑って、いつものプレーが出来なかった、という感じではあったが、とにもかくにも10分程度で落ち着きを取り戻す。「オフサイドになったが、F東京の開始1分のCKからゴールネットを揺らされたときは、表情に出さなくても少なからずショックはあったと思う。(J’s Goal)」というレポートがあったが、5人もオフサイドに引っかけておいて、ショックもクソもあるかw
そのうち、前半途中からロングボールの蹴り合いのようになってきたのであるが、ここで大きく差が出た。FC東京のボールの収まりが良すぎる。FC東京・注目の重松と2年生DF、ムネヤノフこと宗近がマッチアップしたのだが、173cmの重松が181cmの宗近に対して、ほとんど競り負けない。重松が競り負けないというか、宗近が勝てない。宗近もムネヤノフと呼ばれるほど安定感があり、サポの間では「槙野とムネヤノフの2CBが見たい」と言われるほどであるにも関わらずである。一方、広島の方はボール精度を欠き、ボールが収まらなくなっていた。
あと、重松のレベルが一つ抜けていると思ったのは、DFを背負ったときのボールの扱い。DFを背負ったときに必ず1~2フェイクを入れてから振り向こうとするのだ。こうすることで次第にDFの足が出なくなる。そして、このプレー中、相手の圧力を手と片足だけで支える。180cmを超えるDFを背負いながらフェイクを入れることがいかに難しいか、プレー経験のある方でなくてもおわかりだろう。
失点と退場
重松のプレーは、ファウル覚悟でしか止められないものだった。それによってもたらされるFKはほとんど重松が蹴っていたのではないだろうか。前半、重松はFKを5本ほど蹴ったかと思うが、すべて無回転シュートを狙ったものだった(1本は失敗)。そのうち1本が田村の手をはじき、ゴールに吸い込まれた。
田村にとってもどこに当てに行くか迷ったシュートに違いない。結果としてあのようなゴールになった。GKにとっては悪夢のようなシュートだ。パンチングしようにも、最初からパンチングに行こうと思っていなければ行けないのである。そして、密集地帯、大きな変化をするシュート、真正面に飛んでくるボール、これに対するパンチングという判断も、勇気が必要なのである。
そして訪れた翔平の退場の時。
正直、競り合って着地時に足が絡んだようにしか見えなかったし、その場で飛んだ翔平に対し、競り合ったときに斜めに飛んでいたのは重松だった。しかし、This is Footballである。
大崎の熱い想い
翔平の退場の時、駆け寄ったのは大崎だった。正直、意外だった。
大崎はちょっと適当に、手を抜いてやっているとすら思っていた。Jビレッジに行ったときも、前橋に行ったときも、一度ずつ「真面目にやれ!」と声を出してしまった位だったから。
でも、こと決勝に関してはそんなことがあるわけはない。初めて大崎の熱い想いを見た気がした。
もう一度大崎の熱い想いを見たのは、負けて泣きじゃくる大崎の姿を見た時だった。出来れば別の形で見たかった。プロで見せてくれ。
前半は0-1。1人退場したのだから、上出来である。
試合~後半~
セナが入って、攻撃は格段に良くなった。それに、ボールが回るようになった。これが広島のサッカーだ、と言える場面が増える。「どっちが11人か分からない」とまではいわないものの、互角以上の戦いをしていたように思う。
その原因は、広島の戦術にある。広島の戦術は、トップと同じ「プレスの向こう側にあるスペースを狙う」である。大人数でプレスをかけるとその向こう側には広大なスペースがある。全体では11対10であっても、局地的には数的同数が多く現れるものだ。それをかいくぐっていけば、その向こう側には数的有利の局面を作れるスペースがあると言うことだ。
もちろん、ベースは運動量である。だから、運動量が落ちてくる終盤のカウンター一発で沈められてしまったのは仕方ない。広島のサッカーかくあるべし、を示してくれたように思う。
終了後
やはり悔しいね。

ハーフタイムに作ったこのダンマク、出してやりたかったなぁ。

サンスターカップ、クリスタルガラスだったもんなぁ・・・。
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何なんだこの変化は?:○2-0 FC東京@BA
何なんですかね。この守備に対する自信の変化は。
新潟戦でのコメント
総じて、「確かに失点多いけど、その分得点する自分たちのサッカーができているから大丈夫だよ!」っていう、得点も失点も多いチーム(そして、夏を過ぎて得点力が落ちてきて降格圏内まっしぐらになりがちなチーム)にありがちなコメントが多かった。こういうコメントは危機感に欠けるのであまり好きじゃない。実感値として手応えを感じているのは良いとは思うけど、口に出すものではないと思うから。
寿人
このままでは終われないと思っていたし、失点もGKミスだとは思っていない(J’s Goal)
槙野
3失点は、当然反省すべき。(中略)ただ、後半はウチのサッカーができた。2点差を追いつくことができたし、勝ち点2くらいの重みはある。(TSS)
FC東京戦でのコメント
ところが、そのチームがどうだ。3試合連続完封とはいえ、3失点と紙一重の守備がこれだ。
槙野
(3試合連続完封を)やりました(笑)。点をとられる気はしなかった。
別に特別な守備はやっていなくて、奪った後はしっかりとつなぐ意識の方が強かった。ただ、ラインをできるだけ高くすることは意識した。なるべくペナルティーエリアの中に入らせたくはなかった。あとは、しっかりとつかまえること。人数もそろっていたし、人にもついていた。攻撃だけでなく守備にも自信をもっているし、そう簡単に失点はしない。
ただ、後半の終わり頃、もう少し自分たちのサッカーができれば良かった。そこは、反省点。2点目が効果的だった(J’s Goal)
ペトロビッチ監督
14失点もしているとしていると信じてもらえなかったが、広島はしっかりとしたいい守備をしているチームだ。(TSS)
何が変わったのか??
ちょっと前までは失点することは織り込み済み、失点しても「まあ、得点すればいいや」的な感じだったのに、今や中林の出現(まさに出現w)もあり、失点する気がしないとまで言わしめる広島のディフェンス。
一体、何が変わったのだろうか。
※余談
中林の急成長は目を見張るものがある。
自他共に認めるように、足元にはかなりの不安があるものの、ハイボール処理は1本処理をするごとに、シュートストップ能力は1本シュートを受けるごとに伸びている感じで、これほど安心して見ることができるのはいつ以来かと思い出すのが難しいほど。まあ、下田以来なのだが。
広島の弱点は高さに乏しいディフェンス陣だったため、中林のハイボール能力は失点減少に間違いなく貢献している。
しかし、 逆に言うと攻撃面では足元がアレなので若干デメリットにはなっている(が、2試合無得点という事に影響するほどではないがw)。
これまでの全失点を見てみよう。
横浜FM:清水範久のクロスを狩野が頭で折り返し、渡邉千真がワントラップから流し込む
横浜FM:CKから栗原が頭で合わせる
大宮 :波戸が森脇から得たPKをマトに決められる
大宮 :ストヤノフのパスミスからカウンター、藤田→市川に決められる
大宮 :橋本のCKを槙野のマークを完全に外したマトが押し込む
鹿島 :こぼれ球を拾った本山が、伊野波とのパス交換からミドルシュート
鹿島 :小笠原の左CKを岩政が頭で落とし、興梠がダイレクトで右足を合わせる
G大阪 :チョ・ジェジンがロングシュート一閃
G大阪 :ルーカスが滑って転んで得たPKを遠藤が決める
柏 :右に張っていたポポのクロスを北嶋がヘッドで押し込む
新潟 :千代反田のセンタリングをペドロ・ジュニオールが頭で決める
新潟 :松下年宏のCKを中林がこぼしたところ、ペドロ・ジュニオールがループで決める
新潟 :矢野貴章のクロスをペドロ・ジュニオールが右足でドンピシャリ
川崎F :中林と森脇のコンビネーションミスをヴィトール・ジュニオールが突く
名古屋:無失点
清水 :無失点
FC東京:無失点
上記の通り、3試合の間ミスによる失点がなかった、という経験は鹿島~柏でもあったわけで、ミスが明確に減ったわけでもなさそうだ。
となると、今まで「これはどうしようもない」と半分諦めていたゴールを許すことが無くなったと言うことだろう。
例えば、チョ・ジェジンのように一瞬の隙を突かれてロングシュートとか、フランサに3人引きずられてゴールとか。
実際、
名古屋:ダヴィを中心とした強力なFW陣とスピード豊かなサイド
清水 :岡崎、ヨンセンというこれだけでメシが3杯くらい食えそうなFW
FC東京:前節ハットトリックを見せてノリノリの石川ナオ、ミキッチを押し込むであろう、日本代表長友
といった、これまで一番弱いと思われていた(≒J2にはいなかった)超強力な個の力というものを見事に封じきっている。
確かに、それまで大量失点していた時と本質的には何も変わってはいない。
多くの広島サポが、また、監督自身が言うように、広島のサッカーは大勝するか、大敗するかの綱渡りのサッカーである。
その間には紙一重の差しかない。
だからこそ、その紙一重を埋める自信というエッセンスは、大きな意味を持つのである。
次の壁は、自信を確信にすること。
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