- 2009-10-26 (Mon) 22:04
- Jリーグ

木崎氏がまた取材不足を露呈していると聞いて、読んでみたらやっぱり取材不足で驚いた。
筆者が6年間取材したブンデスリーガでは、試合後に選手がランニングシューズに履き替え、芝生の上を10~15分間ジョギングするのがお馴染みの光景だった。「芝生の凹凸がマッサージになる」と言って、靴下のまま走るチームもあった。
はぁ、さようでございますか。
確かに、埼スタでは端っこでやっているようだ。
では、他のスタジアムではどうだろう。
反証
わーい。芝生の上でやっているみたいですね。
これ、別にたまたま「試合後 クールダウン」で出てきた動画、と言うだけですよ。それだけでも
アウェーに行くと、依然として芝生の上でジョギングすることが許されていない。
というのが否定されてしまった。というか、「清水では確か試合後にピッチでダウンしてたなー」っていう記憶ベースでも出てくるくらいの話だよこれ。しっかりしてくださいまったく。
前提がおかしい
そもそも、
「なぜ、日本のチームは、クールダウンをしないのか?」
してるって。あなたが思うほど、日本の指導者はバカじゃない。文脈的には「なぜ、日本のチームは、ピッチでクールダウンをしないのか?」とも読めるが、結び近くの一文はこうだ。
もちろん全てのチームがクールダウンをする必要はない。採用するか、しないかは、各監督の好みの問題だ。だが、監督がやりたいと思ったときに、やれないのは絶対におかしい。
芝生の話であれば芝生の上で、と来るはずだ。
僕の短い競技経験からも、集中して自分の体との対話をしながらダウンをすると言うことは、彼の言う良い環境の中の一つであるはずだ。それが、スタンド下のアップルームであると言う可能性には言及しないのか。
プロとはすべての環境を自分のために最適化する人のことではない
まあ、言及しなくても良いよ。百歩譲ってブンデスリーガでは常識だからJリーグでもそうあるべき(笑)っていうことで。
彼はこういう。
プロリーグとして、プレーの質を高めることに最大限のエネルギーを注ぐべきだ。
そうだね。一方、クラブの経営層としては試合を継続して、高いレベルで開催できることを最優先に考えるというのがプロとして当然の姿ですよね。そして、Jリーグは現在、スカパーが撤退したら即なくなるかも、って言うくらい脆弱な財政基盤しかもてないチームが多い。
J1に上がると控え選手が7人になるから旅費の負担がきつい、なんていうチームもある(ソース不明だが今年聞いた話だから山形だったかな・・・)。実際、2人増えるとなんやかんやで10万近く増えるチームもあるわけで、17試合で170万。専従アルバイトを1人雇えるほどの金額である。J1とJFLがベンチ入り7人なのにJ2が5人、というのもうなずける話である。
警備員の時給は50人雇っていて15分延長したとしても2万円弱だから、必要経費として許容できる範囲だろう。これは「ピッチでダウンさせたくない」ということに対する後追いの理由と見るべきだろう。照明も警備員と同じくらいかかるが、これは競技場を後にする時間がほぼ決まっている以上、その時間には消すだろう。
こんなものは実際に計算してみたり、実際にはどういう契約しているのかきいてみたら分かるものだ。
言い換えよう。
こんなものは、クラブ運営側がどれほどプロ意識を持って費用削減に努めているかを取材すれば簡単に分かるものだ。
プロクラブは選手のみで経営できるものではない。まずはクラブを存続させ、選手に給料を補償するところからやらなければならないクラブが、Jリーグにはまだまだ多いのだ。
潤沢な資金を持つビッグクラブや、財務状況が悪くなったらアマチュアリーグに落とされるブンデスリーガばかり見てると忘れがちでしょうけどね。
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